2020年07月10日

東京都新型コロナウイルス第1波・第2波(?)自治体別比較


 昨日の記事のご反響をいただくなかで、棒グラフが有効な例を描きたいと思ったのでやってみただけなんですが、この手の記事を見かけなかった気がするこよもあり、描いた図をお裾分けしておきます。

図1 自治体別新型コロナウイルス患者数(第1波、第2波?比較)
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posted by suga at 23:28 | 日記

2020年07月09日

横軸カテゴリの折れ線グラフの有用性


 何度かツイッターで議論になったり話題にしたお話ですが、まとまった議論はしていませんでしたし、ネットでもこのあたりの議論をしている人はみかけないようなので、ここに書いておこうと思います。折れ線グラフのお話です。

2020年東京都知事選 図8 宇都宮健児候補の得票率と2019年参院選立憲民主党/共産党比例区得票率

折れ線原理主義者
 上の図は前エントリに登場した折れ線グラフです。このように横軸に自治体などを置いたグラフを描くと、折れ線を入れるなという意味のコメントを寄せてくる人が稀にいます。

 これをお読みの多くの方は何を言っているかわからないかもしれませんが、そういう人が実際にときどき現れます。ある先生は「レーダーチャートだと文句言われないのに折れ線グラフだと文句言われることってありますものね一緒やん全体的な形で比べやすいように示したいだけやんみたいな」とおボヤキになられていました。別のある先生は、そういった方々のことを「折れ線原理主義者」と呼んでいました。このエントリでもそう表現することにします。

 なぜ折れ線を入れるなという話になるかというと、折れ線グラフは横軸が特に時系列の場合に使うものであって、横軸がカテゴリ等の場合に使うなという「マナー」みたいなものが一部にあるためです。折れ線というのは、2つの点の間を線形補完するもので、折れ線が通過する値自体がデータとしての意味を持つ・・・と一部の人が頑なに主張しているのです。まあネット上では、そういう根本の理解もなく、どこかの誰かの「賢そうな言説」を真似ているだけの場合がほとんどかもしれませんが。
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posted by suga at 07:10 | 日記

2019年07月23日

2019年参院選の雑感


(投開票に際しツイートしたものをまとめた記事です。)

■結果全体に関し
 今回の参院選、大勢は前回とあまり変わり映えしない選挙結果。投票率が低いままで、結果を大きく動かしうる層が棄権しているので当然か。55年体制下の自民大勝が当然の参院選に回帰したような印象。

 「3分の2」が強調されるのも55年体制下参院選に似ている。それだけ差があるということだけど、公明が移動しての差という点は留意しておきたい。

 出口調査の傾向からは、比例得票率は自公あわせ50%超くらいか。有効投票率は50%切るだろうから、絶対得票率は25%くらい。これで政権を維持できるのは、何度も言うけど、自公が弱いとか制度がひどいよりまず野党が票を集められないことが問題。投票率が低いのではなく野党が票を呼べないのが問題。続きを読む
posted by suga at 21:16 | 日記