2019年07月23日

2019年参院選の雑感


(投開票に際しツイートしたものをまとめた記事です。)

■結果全体に関し
 今回の参院選、大勢は前回とあまり変わり映えしない選挙結果。投票率が低いままで、結果を大きく動かしうる層が棄権しているので当然か。55年体制下の自民大勝が当然の参院選に回帰したような印象。

 「3分の2」が強調されるのも55年体制下参院選に似ている。それだけ差があるということだけど、公明が移動しての差という点は留意しておきたい。

 出口調査の傾向からは、比例得票率は自公あわせ50%超くらいか。有効投票率は50%切るだろうから、絶対得票率は25%くらい。これで政権を維持できるのは、何度も言うけど、自公が弱いとか制度がひどいよりまず野党が票を集められないことが問題。投票率が低いのではなく野党が票を呼べないのが問題。


■れいわ新選組とミニ政党
 話題のれいわも、もう少し結党が早ければもっと選挙前に既存メディアで話題にしてもらえたのでは。まあ国自合併が引き金なのでこれは仕方がないか。それよりは組織なくともメッセージが刺されば掘り起こせる(奪える)票があることを示したことは大きい。

 まあ今のところ、れいわ新選組はサラリーマン新党、税金党、福祉党くらいの存在か…と考えれば、これも55年体制下の参院選への回帰という印象を強めるような。懐古厨(なぜか一発で変換できた)にはなりたくないので、当時のミニ政党ができなかったこと、衆院選への進出や他野党との協力、本格的に政権を目指すなどに期待。

 選挙戦術やその当時の政治状況や流行りで伸びたような政党は何もしなければすぐに縮みます。さっき並べたミニ政党を見れば、一度成功しても内部対立で自壊したり自民党に行ったりした例が多いので、れいわ新選組もその点は注意が必要ですね。


■政党の離合集散の非効率
 れいわ新選組といえば山本太郎参院議員の質問主意書の提出が結党に向けて止まって今期トップ5から陥落したのが印象に残る。

山本太郎 | 参議院24期国会活動まとめ | 国会議員白書

 それだけ政党を作るのに労力を割いたということ。ここ30年以上続いている政党の離合集散が、それだけ政策や国会に割くべき議員のリソースを奪ってきたことの傍証でもある。


■野党の準備不足、候補不足
 野党全体に言えるのは準備不足。これもここ最近の両院選挙と変わらないし悪化している選挙区も多い。なぜ教訓を生かさないのかは謎。組織はそれなりにあるのだから、候補擁立と体制確立を早めれば掘り起こせる票はもっと増えるはず。

 21年までに衆院選、22年に参院選があり、選挙区はたっぷり空いているので、選挙区候補者として維持すること自体は本来それほど難しくはない。野党がダメなのは政党側の離合集散の影響で立場が有耶無耶になったり候補が被ったり後ろ盾がいなくなったりといったところ。

 結果、毎回のように多数の選挙区で新しく候補者を探すエネルギーの無駄を繰り返している。共産党方式で候補を各選挙使いまわしながら知名度を上げるようなことをもっとしてもよいはず。余力がないのに候補が使い捨てになる状況は、改めたほうがよいのだけど。たとえば公費の秘書枠ひとつを使って、国会活動や選挙区活動を担わせて候補者として育てつつでもいいんですけどね。

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posted by suga at 21:16 | 日記